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羽田の回廊に、
日本の森の香り

第1ターミナルの新しいサテライトは、杉、ナラ、カラマツの木でできています。10月1日からは、その回廊が森の香りをまといました。南の森、北の森、羽田の森。3つの香りが、搭乗口へ向かう人の歩みとともに静かに移ろいます。空港はその前に、第2ターミナルで3か月の実証を重ねていました。

文・Shizenチーム出典:日本空港ビルデング/TS Aromatique 2026年9月24日/日本経済新聞/SoraNews24/プロモツール記事一覧日本語で書かれた原文です。インドネシア語版と英語版もご覧いただけます。
羽田空港第1ターミナル北側サテライトの、木のトラスと動く歩道のある長い回廊
羽田空港第1ターミナル北側サテライトの木の回廊。2026年10月1日から3つの森の香りが流れています。写真:日本空港ビルデング/TS Aromatique(プレスリリース)
3つ回廊に流れる森の香り第1ターミナル 24〜29番搭乗口
2026年10月1日香りの導入開始サテライト開業の1か月後
3か月導入前の実証実験第2ターミナル、2026年4〜6月

東京の玄関口、羽田空港は2026年9月1日、第1ターミナルの北側サテライトを開業しました。1993年以来初めての大規模な増築で、6基の固定搭乗橋を備え、上階は杉、ナラ、カラマツの木でつくられています。4 その1か月後、運営する日本空港ビルデングは、目に見えないもう一層を加えました。10月1日から、連絡通路と24〜29番搭乗口エリアに、日本の植物に由来する100%天然のアロマオイルによる、日本の森をイメージした3つの香りが流れています。1 日経によれば、ねらいは旅客の空港体験の向上だけでなく、そこで働く人のストレス軽減でもあります。3

ひとつの回廊に、3つの森

搭乗口へ向かうにつれて、香りが静かに移ろう

香りを手がけたのは、東京・渋谷のTS Aromatique(TOMOKO SAITO AROMATIQUE STUDIO)です。「南の森」は檜、鹿児島の芳樟、杉、柚子で、力強く明るい香り。「北の森」は檜、北海道の椴松、檜葉、薄荷で、冷涼な澄んだ空気に針葉樹の青さが立ちのぼる香り。「羽田の森」は檜、赤松、黒唐檜、杉、柚子と、日本を象徴する木々を軸にしています。1 3つの香りは連絡通路から搭乗口エリアへと旅客の動線に沿って配置され、人が歩くにつれて静かに移り変わります。2

興味深いのは、スタジオの考え方です。チームはInstagramで、香りを空間に「付け加える」のではなく、建築、木、植栽、光、風景、そして人の動きと調和させるのだと書いています。目指したのは「気づく未満」の香り。ふと木々の気配を感じ、いつの間にか呼吸が少し深くなる、その程度の香りです。5

「気づく未満」の香り。ふと木々の気配を感じる、その程度に。
まず実証、それから導入

第2ターミナルの保安検査場で3か月

今回の導入は思いつきではありません。日本空港ビルデングは、36社・2団体・2大学が参画する研究開発拠点「terminal.0 HANEDA」を運営しています。2026年4月から6月にかけて第2ターミナルの保安検査場で香りの実証実験を行い、リリースによれば利用者から高い評価を得て、香りが心地よい空港体験の創出やリラックス効果の向上に寄与する可能性が確認されました。1 日経は今回の導入をその研究成果の一つと位置づけ、両社は今後も共同で取り組むと伝えています。3

木の天井と緑のソファのあるアトリウムラウンジに置かれたShizen SBA2
アトリウムのラウンジに置かれたShizen SBA2。木の天井と緑のある大空間には、森やウッドの香りがもっとも自然になじみます。画像:Shizen

この順番は見習う価値があります。一か所で試し、人の反応を測り、建築が香りを支える空間に導入する。空港が森を選んだのは、建物が木でできているからです。香りと素材が、同じ物語を語っています。

空港だけではない

日本の「香り空間」ビジネスは伸び続けている

羽田はもっとも目立つ例であって、唯一の例ではありません。4,000社以上と取引のある東京の香り空間企業プロモツールは、2026年8月の「香り空間デザイン」の売上が前年同月比13.9%増だったと発表しました。ホテル、商業施設、ショールーム、オフィスからの需要が伸びているといいます。6 インドネシアでは、オフィスタワーのロビー、モール、空港、病院といった大きな公共空間こそ、香りがもっとも設計されておらず、設計されたときにもっとも違いが出る場所です。

貴社の空間では

ロビー、モール、大きな建物のために

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部屋ではなく、人の動線のために設計する

羽田は回廊から搭乗口まで3つの香りを並べました。オフィスタワーなら、同じ動線はロビー、エレベーターホール、各階の廊下です。その動線に沿って同じ系統の香りを、場所ごとに強さを変えて。この規模なら、セントラル空調に接続したSBV1が1台で1,500m²までをカバーします。

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まず一か所で3か月試す

羽田の運営会社は、本格導入の前に第2ターミナルの保安検査場で試しました。ロビーか1フロアから始め、社員と来訪者の声を記録し、それから広げる。Shizenの現地調査と2〜3種類の香りの試用は、同じ手順の小さな版です。

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建物と同じ物語を語る香りを選ぶ

羽田が森を選んだのは、建物が木だからです。大理石とガラスのロビーには清潔感のある少しグリーンな香り、木と植栽の空間には森やウッド、クリニックにはさらに穏やかな香り。合った香りは、付け足しではなく空間の一部に感じられます。

Shizenのサービス

日本ブランドの香りを、月額レンタルで。

ShizenはBotanica Fragrance Japanによる日本ブランドです。五つ星ホテルに着想を得たシリーズを含む100種以上の香りをご用意し、ディフューザー本体・設置・フレグランスオイル・定期メンテナンス・機器交換を含む月額レンタルでご提供します(最低契約期間12か月)。現地調査は無料で、ご契約の義務はありません。

Portable · SBX115〜30m²月額 Rp597,000ブティック、クリニック、会議室、受付デスク
Cozy · SBA181〜200m²月額 Rp998,000レストラン、ショールーム、売り場、ジム
Prestige · SBA2201〜300m²月額 Rp1,186,000ホテルのロビー、役員室、旗艦店

料金は2026年9月時点。2,000m²までの全6プランはトップページをご覧ください。

Shizen SBA2
出典と注記

この記事の根拠

  1. 日本空港ビルデング(プレスリリース) 2026年9月24日のプレスリリース(PDF)。実施エリア、開始日、3つの香りと香料、2026年4〜6月の第2ターミナルでの実証、terminal.0 HANEDAの参画数はこのリリースによります。
  2. TS Aromatique(PR TIMES) 2026年9月24日。3つの森のコンセプトと旅客動線に沿った配置についてのスタジオのリリース。本記事の回廊の写真も同リリースのものです。
  3. 日本経済新聞 2026年9月24日。導入のねらい(旅客体験と働く人のストレス軽減)、スタジオの所在地、terminal.0 HANEDAの研究との関係。
  4. SoraNews24 2026年8月28日。北側サテライトの9月1日開業、杉・ナラ・カラマツの木造、固定搭乗橋6基、1993年以来初の大規模増築。
  5. Instagram(スタジオチームの投稿) 2026年9月25日。「気づく未満」の香りと建築との調和についてのスタジオチームの投稿。スタジオの見解として引用しています。
  6. プロモツール(PR TIMES) 2026年9月18日。プロモツールの2026年8月の香り空間デザイン売上が前年同月比13.9%増、取引先4,000社以上。
  7. Shizenは、本記事で言及した企業・媒体・研究者のいずれとも提携関係にありません。出典として記載しています。
  8. 香りの効果は、空間の広さ、濃度、香りの種類によって変わります。そのためShizenでは、必ず現地調査と2〜3種類の香りの試用から始めます。