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香りのある集中ブース、
利用は40%増

丹青社の品川オフィスには、集中ブースが3室、リラックスブースが2室あります。香りなしで2週間、シトラスとウッディの香りありで4週間使われ、利用はセンサーが数えました。集中ブースの一つは利用が40%増え、それまでなかった60〜120分の利用が現れました。別のブースは減りました。同社自身が「初期的な検証」と呼ぶ実験です。

文・Shizenチーム出典:KaleidoPath(プレスリリース)2026年9月29日記事一覧日本語で書かれた原文です。インドネシア語版と英語版もご覧いただけます。
本を手にハンモックでくつろぐ若い女性と、手前の小さなテーブルに置かれたShizen SBX1
休憩コーナーに置いたShizen SBX1。目的のはっきりした小さな部屋は、香りを試し、結果を測るのにもっとも向いた場所です。ビジュアル:Shizen
40%増香りありの集中ブースの利用回数10回→14回、集中ブース③
21分→29分香りありリラックスブースの平均利用時間リラックスブース②。60分以上の利用が増加
+53.2pt休憩後の生産性向上への期待−100〜+100のスケール。主観評価

丹青社は日本を代表する空間づくりの企業で、その品川オフィスが実験の場になりました。2026年4月1日から14日までは、集中ブース3室とリラックスブース2室を香りなしで通常どおり使用。4月15日から5月12日までは、集中ブース2室とリラックスブース2室に香りを導入しました。リフレッシュのためのシトラスと、リラックスのためのウッディ。東京の香りデザインスタジオKaleidoPathが選定・設計した2種です。集中ブースの1室は、比較のために香りなしのまま残されました。1 よくある体験談と違うのは、利用を「聞いた」のではなく「数えた」こと。丹青社の空間データ分析サービスCOCOSTATの赤外線センサーが、平日7時から19時まで計測しました。1

結果は一様ではない

40%増えたブースと、減ったブース

香りを入れた集中ブース③の利用回数は、10回から14回へ、40%増えました。それ以上に目を引くのは、長い利用が現れたことです。30〜60分の利用が0件から2件に、60〜120分の利用が0件から4件に。1 一方、同じく香りを入れた集中ブース②は逆に減りました。利用回数は44回から39回、平均利用時間は21分から15分。香りなしの対照ブースも25回から22回に減っています。1 リラックスブースでは、②の平均利用時間が21分から29分に伸び、60分以上の利用が増えました。①はわずかに短くなっています。1

KaleidoPath自身が、サンプル数の限られた初期的な検証であり、結果は今後の実証で確認すると書いています。1 本記事でも、その注記をそのまま引いています。増えた数字と減った数字を並べて示しているからこそ、このレポートは読む価値があります。

香りのある集中ブースの60〜120分の利用──0件から4件へ
信頼できるのは

「40%」ではなく、その測り方

この実験の設計には、真似したい点が4つあります。香りを入れる前に比較期間を置いたこと。香りなしのブースを1室残したこと。利用をセンサーで、明確な定義のもとに測ったこと(連続検知を1回の利用とし、10分以上の無検知で別セッションとする)。そして、香りを「空間に自然になじむ濃度」で設計し、使わない選択肢も残したことです。1 アンケートは、本来主観的なものに限って使われました。香りの強さの確認と、休憩後の自分の生産性への期待です。リラックスブース全体で平均+53.2pt(−100〜+100)、すべてのエリアで+40pt以上。同社はこれが期待値であり、生産性の実測値ではないと明記しています。1

窓辺のShizen SBA2のそばで、ヘッドホンをつけて床に座り、スマートフォンを見る若い女性
休憩コーナーのShizen SBA2。丹青社の実験では、ウッディの香りを入れたリラックスブースの利用が平均21分から29分に伸びました。ビジュアル:Shizen

2つの香りの選び方も示唆的です。リフレッシュと集中のためのブースにはシトラス、リラックスのためのブースにはウッディ。Shizenが以前に取り上げた2本の記事とも重なります。疲れの種類によって効く香りは違うこと、そして香りは好きな人にしか効かないこと。香りなしの選択肢を残すのは、後者を尊重するいちばん簡単な方法です。

インドネシアのオフィスでは

まず小さな部屋で、それから測る

ジャカルタのオフィスでも、電話ブース、集中ルーム、静かなコーナーがつくられるようになりました。香りを試すには、こうした場所がいちばん向いています。容積が小さく、目的が明確で、利用は既存の会議室予約システムやセンサーで数えられるからです。丹青社が読み取れる数字を得るのに要したのは、香りなし2週間と香りあり4週間。どのオフィスにとっても現実的な実験の規模です。

貴社の空間では

インドネシアのオフィス、コワーキングのために

1

フロア全体ではなく、集中ブースや静かな部屋から

目的がひとつの5〜30m²の部屋が、最適な実験場所です。ブース、小さな会議室、休憩コーナーなら、SBX1のような小型機1台を弱めの設定で。時間帯ごとのスケジュールで、部屋が使われる時間に香りを合わせます。

2

香りなし2週間、香りあり4週間

会議室予約システムや既存のセンサーで利用を記録し、比較します。数えるのは印象ではなく、回数と時間。丹青社のように結果がまちまちでも、それは失敗ではなく情報です。香りの場所を移すか、香りを変えます。

3

香りなしの選択肢を残す

丹青社は1室を香りなしのまま残しました。同じようにするのがおすすめです。好みは人それぞれです。Shizenの現地調査と2〜3種類の試用は、管理者ではなく、その部屋を使う人が好む香りを見つけるためにあります。

Shizenのサービス

日本ブランドの香りを、月額レンタルで。

ShizenはBotanica Fragrance Japanによる日本ブランドです。五つ星ホテルに着想を得たシリーズを含む100種以上の香りをご用意し、ディフューザー本体・設置・フレグランスオイル・定期メンテナンス・機器交換を含む月額レンタルでご提供します(最低契約期間12か月)。現地調査は無料で、ご契約の義務はありません。

Portable · SBX115〜30m²月額 Rp597,000ブティック、クリニック、会議室、受付デスク
Cozy · SBA181〜200m²月額 Rp998,000レストラン、ショールーム、売り場、ジム
Prestige · SBA2201〜300m²月額 Rp1,186,000ホテルのロビー、役員室、旗艦店

料金は2026年9月時点。2,000m²までの全6プランはトップページをご覧ください。

Shizen SBA2
出典と注記

この記事の根拠

  1. 株式会社KaleidoPath(PR TIMES), 2026年9月29日:実験の設計(期間、場所、対象エリア、香り、セッションの定義、計測時間)、集中ブースとリラックスブースの利用データ、アンケート結果、およびサンプル数の限られた初期的な検証であるとの同社の注記。センサーの設置とデータ分析は協力パートナーの丹青社によるものです。
  2. Shizenは、本記事で言及した企業・媒体・研究者のいずれとも提携関係にありません。出典として記載しています。
  3. 香りの効果は、空間の広さ、濃度、香りの種類によって変わります。そのためShizenでは、必ず現地調査と2〜3種類の香りの試用から始めます。